2014年11月18日火曜日

ウルトラセブン







先週の仮面ライダードライブは主人公が敵の毒攻撃でピンチに陥りましたが、ベガスシフトカーを使って、777を出すことによってピンチを脱出しましたね。ところで、7といえばウルトラセブン。

というわけで今回はウルトラセブンについて語りたいと思います。

ウルトラセブンは一番最初に放映されたウルトラマンとは打って変わって、よりサスペンスやシリアス要素が深く、見る者を独特の世界観へと導いてゆく作品である。

本来、ヒーロー番組は子供向けに制作されるものであるが、ウルトラセブンはその概念を飛び越えて「ウルトラセブン」という名の1つのドラマとして完成されているのだ。

劇中のドラマは見るものに対して強いメッセージを訴えかけてくる、それ故幼い子供の頃や、一度見ただけでは作品全ての内容を理解出来ない事も多いのである。

特にメトロン星人やギエロン星獣の回は秀悦で、今になってみると、とても考えさせられるものである、そこには人間の業や、人間の弱みの部分を狙った宇宙人の策略、また業によって生み出されてしまった怪獣、そして全てを知っていて一人葛藤し苦しみながらも宇宙人でありながら愛する地球や地球人のために戦うウルトラセブンが描かれている。

同じ宇宙人でありながら、意見が食い違ったり、地球を侵略しようとする侵略者達に憤りを感じ、また時には、兵器が原因で怪獣を生み出してしまったにもかかわらず、よりさらに強力な兵器を開発する事に固執する隊員たちと対立し、その戦いの末、物語の最後で映し出される皮肉混じりの映像やナレーションは幼い子供でも何かしら心に引っ掛かるものや残るものであった。

ウルトラセブンの戦いは今もなお続き、平成になってオリジナルビデオが発売されたり、最近のウルトラマンゼロの映画にも、当時の俳優の方がモロボシダンとしてウルトラセブンに変身している。

そう、モロボシダンとウルトラセブンは一心同体なのだ、彼が生き続ける限りウルトラセブンの戦いは終わらない。

次はどんな戦いで我々の胸を熱くさせてくれるのだろうか。



   






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